スリランカと日本の歴史的な絆

Oct 01, 2025By JapantoSrilanka

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今週、スリランカ大統領が来日していましたね。ニュースを見て「スリランカと日本のつながりって、いつから始まったのだろう?」と思われた方もいるかもしれません。今日はその歴史を少しご紹介します。

サンフランシスコ講和会議での名スピーチ
第二次世界大戦後、日本は連合国との講和条約を結ぶために1951年にサンフランシスコ講和会議に臨みました。この時、世界各国の代表が日本に対して厳しい姿勢を見せる中、スリランカ代表のジャヤワルデネ氏(後の大統領)が発した言葉が、今でも両国の絆の象徴として語り継がれています。

「憎しみは憎しみによって止まず、愛によってのみ止む。」
(仏陀の教えを引用し、日本に過度な賠償を課すべきではないと訴えました。)

この発言は会場を静まり返らせ、日本を精神的に大きく支えたと言われています。その後、日本とスリランカの外交関係は一層深まり、今日まで友好関係が続いています。

今に続く友情
現代においても、日本はスリランカのインフラ開発や教育支援を行い、スリランカは日本をアジアの重要なパートナーとして尊重しています。

そして今でも、スリランカには親日家の方が多く、日本からの旅行者をとても温かく歓迎してくれます。観光名所を巡るだけでなく、人との出会いを通じて「友情」を肌で感じられるのも、スリランカ旅行の大きな魅力です。